先に答え:この本は何に使える?

異質な観察を増やす。この考え方を自分の課題に当てはめたいなら、『The Innovator's DNA』を読む意味がある。

01異質な観察を増やす
02問いを仮説へ変える
03小さな実験で選別する
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書籍情報

Jeff Dyer、Hal Gregersen、Clayton ChristensenHarvard Business Review Press2011年/ISBN 9781422134818英語版

本書は、何をどう説明しているか

『The Innovator's DNA』は、革新的な発想は才能だけでなく、関連づけ、質問、観察、実験、ネットワークの行動から生まれるという視点から、異質な情報と現場接点を増やし、仮説を小さく試す習慣を組織化する方法を示す。本稿では内容紹介にとどまらず、既存の評価軸では捉えにくい未充足の進歩を探す開発状況を起点に、行動障壁、同じ目的を満たす別の選択肢、事業KPI、財務への波及まで検討する。

1. いちばん伝えたいことと、読む前に置くべき問い

いちばん伝えたいことと、読む前に置くべき問い

『The Innovator's DNA』の中心は、革新的な発想は才能だけでなく、関連づけ、質問、観察、実験、ネットワークの行動から生まれるという主張にある。ここで重要なのは言葉を覚えることではなく、現在の事業で何を誤認している可能性があるかを問うことだ。異質な情報と現場接点を増やし、仮説を小さく試す習慣を組織化するという手順を、自社の顧客、競合、能力、収益構造に置き直して初めて実務で使える。