先に答え:この本は何に使える?
『The Best Service Is No Service』の価値は、問い合わせ対応を上手にするだけでなく、問い合わせが生まれる原因を商品と業務から取り除くべきであるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『最高のサービスはサービス不要をつくる』が示す答えは、「問い合わせ対応を上手にするだけでなく、問い合わせが生まれる原因を商品と業務から取り除くべきである」である。本書は、この考えを顧客体験・サービスの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 顧客体験について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「連絡理由を需要として分類し、不要な問い合わせの除去、自己解決、予測連絡、担当者支援の順で設計する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 顧客体験の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 窓口を隠して件数を減らすのではなく、問題そのものが消えたかで判断するを受け入れにくい人
問い合わせ件数上位十項目を、価値がある連絡と会社都合で生じた連絡に分ける
Bill Price, David Jaffe/Jossey-Bass/2008/ISBN 9780470189085/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、問い合わせ対応を上手にするだけでなく、問い合わせが生まれる原因を商品と業務から取り除くべきであるということです。背景にある仕組みは、連絡理由を需要として分類し、不要な問い合わせの除去、自己解決、予測連絡、担当者支援の順で設計すること。さらに、顧客は丁寧に待たされることより、そもそも困らず自分の時間を守れることを望むという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



