先に答え:この本は何に使える?
『The Righteous Mind』の価値は、道徳判断は理屈より先に直感が動き、正しさの基準も危害や公平だけでなく忠誠、権威、神聖さまで広がるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『社会はなぜ対立するのか』が示す答えは、「道徳判断は理屈より先に直感が動き、正しさの基準も危害や公平だけでなく忠誠、権威、神聖さまで広がる」である。本書は、この考えを行動科学・社会の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 行動科学について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「直感が先に結論を出し、理性が説明をつくる過程と、集団ごとの道徳基盤の違いを示す」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 行動科学の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 道徳基盤を固定的な属性として決めつけず、状況と集団規範で変わるものとして扱うを受け入れにくい人
反対意見を説得する前に、相手が守ろうとしている価値を自分の言葉で言い直す
Jonathan Haidt/Pantheon Books/2012/ISBN 9780307377906/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、道徳判断は理屈より先に直感が動き、正しさの基準も危害や公平だけでなく忠誠、権威、神聖さまで広がるということです。背景にある仕組みは、直感が先に結論を出し、理性が説明をつくる過程と、集団ごとの道徳基盤の違いを示すこと。さらに、人は正しい人でありたいだけでなく、仲間を守り共通の秩序に属していると感じたいという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



