先に答え:この本は何に使える?
外部報告用の会計ではなく、現場の意思決定を良くするために数字を設計する。この考え方を自分の課題に当てはめたいなら、『「管理会計の基本」がすべてわかる本 第2版』を読む意味がある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『「管理会計の基本」がすべてわかる本 第2版』が示す答えは、「外部報告用の会計ではなく、現場の意思決定を良くするために数字を設計する」である。本書は、この考えを会計・ファイナンスの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 会計について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「変動費と固定費、限界利益、損益分岐点、投資判断を意思決定の場面ごとに使い分ける」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 会計の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 配賦した固定費を事実のように扱うと、伸ばすべき商品や顧客を誤って切る可能性があるを受け入れにくい人
MonotaROの事例では、広告、値引き、人員、設備投資を増やしたとき、追加売上ではなく追加利益と回収期間で比較するという視点で考えられます。
金子智朗/秀和システム/2017年8月/ISBN 9784798052175/A5判 275ページ
本書は、何をどう説明しているか
会社全体の利益は見えても、商品・顧客・施策ごとの採算が分からず改善の優先順位が決まらないという悩みに対し、変動費と固定費、限界利益、損益分岐点、投資判断を意思決定の場面ごとに使い分けるという考え方を示します。本稿では公開書誌と紹介情報を土台に、内容の要約、向いている読者、実務での使い方、注意点を分けて解説します。



