先に答え:この本は何に使える?
『The Lords of Strategy』の価値は、現代の戦略論は、コスト、競争、株主価値、組織能力という考えが経営の共通語になる歴史として理解できるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『戦略コンサルティング全史』が示す答えは、「現代の戦略論は、コスト、競争、株主価値、組織能力という考えが経営の共通語になる歴史として理解できる」である。本書は、この考えを経営戦略・思想の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 経営戦略について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「BCG、マッキンゼー、ベイン、研究者の理論がデータと経営会議の意思決定様式を変えた過程を追う」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 経営戦略の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- フレームワークを現実そのものと思わず、顧客の具体的な行動と反例を戻すを受け入れにくい人
自社の戦略資料にある言葉を、コスト、競争、顧客、能力、資本のどの思想から来たか確認する
Walter Kiechel III/Harvard Business Press/2010/ISBN 9781591397823/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、現代の戦略論は、コスト、競争、株主価値、組織能力という考えが経営の共通語になる歴史として理解できるということです。背景にある仕組みは、BCG、マッキンゼー、ベイン、研究者の理論がデータと経営会議の意思決定様式を変えた過程を追うこと。さらに、経営者は複雑な現実を比較できる枠組みで理解したい一方、数字が与える確信にも惹かれるという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



