先に答え:この本は何に使える?
商品中心の成長から、価値の高い顧客を見つけ、その顧客へ合う商品と体験をつくる経営へ転換する。この考え方を自分の課題に当てはめたいなら、『Customer Centricity』を読む意味がある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『Customer Centricity 価値ある顧客を起点にする』が示す答えは、「商品中心の成長から、価値の高い顧客を見つけ、その顧客へ合う商品と体験をつくる経営へ転換する」である。本書は、この考えを顧客価値・ロイヤルティの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 顧客価値について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「顧客異質性、CLV、獲得・維持の非対称性を資源配分へ反映する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 顧客価値の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 現在価値の高い顧客だけを見て、将来育つ顧客と新市場を見落とさないを受け入れにくい人
最も利益と継続を生む顧客群の共通属性でなく、利用状況と行動を調べる
Peter Fader/Wharton Digital Press/2012/ISBN 9781613630167/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、商品中心の成長から、価値の高い顧客を見つけ、その顧客へ合う商品と体験をつくる経営へ転換するということです。背景にある仕組みは、顧客異質性、CLV、獲得・維持の非対称性を資源配分へ反映すること。さらに、企業は大量販売の分かりやすさを好むが、顧客は自分の状況に合う継続的価値を求めるという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



