先に答え:この本は何に使える?

この本は、ブランド投資で迷ったときに「短期と長期の役割を分ける」を判断軸として与えてくれる。

01短期と長期の役割を分ける
02評価期間と指標を変える
03総増分利益で配分する
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書籍情報

Les Binet、Peter FieldIPA2013年/ISBN 9780852941348英語版

本書は、何をどう説明しているか

『The Long and the Short of It』は、短期の販売活性化と長期の需要・価格形成は役割が違い、両方が必要であるという視点から、即時反応を取る施策と広い記憶を作る施策を目的、期間、指標で分ける方法を示す。本稿では内容紹介にとどまらず、今すぐ買う顧客と、将来カテゴリー需要が生まれる顧客が同時に存在する市場を起点に、行動障壁、同じ目的を満たす別の選択肢、事業KPI、財務への波及まで検討する。

1. いちばん伝えたいことと、読む前に置くべき問い

いちばん伝えたいことと、読む前に置くべき問い

『The Long and the Short of It』の中心は、短期の販売活性化と長期の需要・価格形成は役割が違い、両方が必要であるという主張にある。ここで重要なのは言葉を覚えることではなく、現在の事業で何を誤認している可能性があるかを問うことだ。即時反応を取る施策と広い記憶を作る施策を目的、期間、指標で分けるという手順を、自社の顧客、競合、能力、収益構造に置き直して初めて実務で使える。