先に答え:この本は何に使える?
『The Geography of Thought』の価値は、人が何へ注意を向け、原因をどう説明し、分類するかは、東アジアと西洋の文化的環境によって傾向が異なるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『The Geography of Thought 文化で変わる考え方』が示す答えは、「人が何へ注意を向け、原因をどう説明し、分類するかは、東アジアと西洋の文化的環境によって傾向が異なる」である。本書は、この考えを文化・認知の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 文化について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「分析的認知と全体的認知を、知覚、因果、論理、社会関係の研究から比較する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 文化の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 東西を固定的な二分法にせず、個人、世代、教育、状況による重なりを見るを受け入れにくい人
海外調査や会議で、対象物の属性だけでなく背景、関係、変化について同じ比重で尋ねる
Richard E. Nisbett/Free Press/2003/ISBN 9780743255356/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、人が何へ注意を向け、原因をどう説明し、分類するかは、東アジアと西洋の文化的環境によって傾向が異なるということです。背景にある仕組みは、分析的認知と全体的認知を、知覚、因果、論理、社会関係の研究から比較すること。さらに、人は自分の見方を自然で普遍的だと思い、異なる説明を不合理と判断しやすいという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



