先に答え:この本は何に使える?
この本は、技術経営で迷ったときに「優れた技術が商品になるには、性能を高めるだけでなく、顧客課題、利用条件、社内事業化をつなぐ必要がある」を判断軸として与えてくれる。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『技術者のためのマーケティング』が示す答えは、「優れた技術が商品になるには、性能を高めるだけでなく、顧客課題、利用条件、社内事業化をつなぐ必要がある」である。本書は、この考えを技術経営・顧客価値の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 技術経営について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「技術シーズを顧客価値へ翻訳し、市場選択、用途開発、社内合意、営業との連携を設計する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 技術経営の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 顧客の現在要望だけへ従属せず、技術が可能にする新しい行動も試作で示すを受け入れにくい人
仕様を一つ選び、顧客の作業時間、失敗、収益、安心がどう変わるかへわかりやすく言い換える
谷地弘安/千倉書房/2017/ISBN 9784805111055/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、優れた技術が商品になるには、性能を高めるだけでなく、顧客課題、利用条件、社内事業化をつなぐ必要があるということです。背景にある仕組みは、技術シーズを顧客価値へ翻訳し、市場選択、用途開発、社内合意、営業との連携を設計すること。さらに、技術者は性能の高さで認められたい一方、顧客は導入失敗を避け、自分の課題が確実に解けることを求めるという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



