先に答え:この本は何に使える?
この本は、調査で迷ったときに「調査の質は質問数や集計技術より、何を判断するために誰のどんな事実を集めるかで決まる」を判断軸として与えてくれる。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『マーケティング・リサーチの基本』が示す答えは、「調査の質は質問数や集計技術より、何を判断するために誰のどんな事実を集めるかで決まる」である。本書は、この考えを調査・顧客理解の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 調査について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「課題設定、仮説、調査手法、標本、質問、分析、報告を意思決定から逆算して設計する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 調査の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 回答者の発言を実行動と同一視せず、質問順、選択肢、標本の偏りを開示するを受け入れにくい人
次の調査票を作る前に、結果Aと結果Bで変える意思決定を一つずつ書く
岸川茂/日本実業出版社/2016/ISBN 9784534054333/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、調査の質は質問数や集計技術より、何を判断するために誰のどんな事実を集めるかで決まるということです。背景にある仕組みは、課題設定、仮説、調査手法、標本、質問、分析、報告を意思決定から逆算して設計すること。さらに、人は欲しい結論を裏づける回答を集めると安心するが、それでは未知の顧客行動を見落とすという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



