先に答え:この本は何に使える?
現場の努力不足より、経営者の判断、情報経路、権限設計が組織を弱らせる構造を見る。この考え方を自分の課題に当てはめたいなら、『会社は頭から腐る』を読む意味がある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『会社は頭から腐る』が示す答えは、「現場の努力不足より、経営者の判断、情報経路、権限設計が組織を弱らせる構造を見る」である。本書は、この考えを経営・ガバナンスの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 経営について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「『会社は頭から腐る』の考え方を、顧客の状況、選ばれる理由、実行する組織、確かめる数字の順に分解する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 経営の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 『会社は頭から腐る』の言葉だけを借りず、対象顧客、期間、費用、見直すサインを先に決めるを受け入れにくい人
一つの課題を選び、「現場の努力不足より、経営者の判断、情報経路、権限設計が組織を弱らせる構造を見る」という視点で顧客の行動前後と社内判断を書き直す
冨山和彦/日本経営合理化協会/2008/ISBN 9784891012434/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、現場の努力不足より、経営者の判断、情報経路、権限設計が組織を弱らせる構造を見るということです。背景にある仕組みは、『会社は頭から腐る』の考え方を、顧客の状況、選ばれる理由、実行する組織、確かめる数字の順に分解すること。さらに、『会社は頭から腐る』が注目するのは、認められ、自分で前進していると感じたいという人の根源的な気持ちであるという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



