先に答え:この本は何に使える?

この本は、意思決定原則で迷ったときに「失敗から原則を抽出する」を判断軸として与えてくれる。

01失敗から原則を抽出する
02意見と根拠の信頼度を分ける
03予測差で原則を更新する
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書籍情報

Ray DalioSimon & Schuster2017年/ISBN 9781501124020英語版

本書は、何をどう説明しているか

『Principles』は、失敗から判断原則を明文化し、現実、能力、意見の信頼度を透明に扱えば意思決定を改善できるという視点から、痛みを反省へ変え、原則、診断、信頼度加重、仕組み化の循環を作る方法を示す。本稿では内容紹介にとどまらず、専門家の意見が対立し、肩書や声量だけでは重要判断を選べない組織状況を起点に、根源的な欲求、行動障壁、同じ目的を満たす別の選択肢、事業KPI、財務への波及まで検討する。

1. いちばん伝えたいことと、本書固有の射程

いちばん伝えたいことと、本書固有の射程

『Principles』の核は、失敗から判断原則を明文化し、現実、能力、意見の信頼度を透明に扱えば意思決定を改善できるという主張にある。痛みを反省へ変え、原則、診断、信頼度加重、仕組み化の循環を作るという考え方は、施策を増やすための型ではない。現状の意思決定で何を成果と誤認し、どの前提を検証できていないかを明らかにするために使う。