先に答え:この本は何に使える?

『ファイナンス思考』の価値は、将来CFの仮説を置くという見方を、実際の判断に使えるところにある。

01将来CFの仮説を置く
02資本コストと選択肢を比べる
03実績で投資継続を判断する
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書籍情報

朝倉祐介ダイヤモンド社2018年/ISBN 9784478103746日本語版

本書は、何をどう説明しているか

『ファイナンス思考』は、当期利益の最大化ではなく、将来キャッシュフローと企業価値から意思決定を逆算するという視点から、時間価値、リスク、資本コスト、投資回収、事業ポートフォリオで経営判断を評価する方法を示す。本稿では書籍固有の主張を整理し、短期利益目標のために成長投資を削り、将来の顧客価値を損ないやすい企業を起点に、根源欲求、行動障壁、同じ目的を満たす別の選択肢、事業KPI、PL・BS・CFへの波及まで読み解く。

1. 要約:本書が変える判断

本書が変える判断

『ファイナンス思考』のいちばん伝えたいことは、当期利益の最大化ではなく、将来キャッシュフローと企業価値から意思決定を逆算するという点にある。時間価値、リスク、資本コスト、投資回収、事業ポートフォリオで経営判断を評価するという考え方は、用語を覚えるためでなく、現在の事業判断で何を成果と誤認し、どの前提を検証できていないかを見つけるために使う。著者の主張と当サイトの適用仮説を混同せず、書籍の射程を保ったまま実務へわかりやすく言い換える。