先に答え:この本は何に使える?
『ダイアローグ 対話する組織』の価値は、結論の前に相手が見ている状況を聞くという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『ダイアローグ 対話する組織』が示す答えは、「結論の前に相手が見ている状況を聞く」である。本書は、この考えを組織・リーダーシップの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 組織について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「意見の背後にある経験と前提を確かめる」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 組織の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 自由に雑談する時間を増やせば組織が学習すると考えることは避けてくださいを受け入れにくい人
まず試す:対立している注目点について、賛否を聞く前に相手が経験した事実を一つ尋ねる
中原淳、長岡健/ダイヤモンド社/2009/ISBN 9784478005675/記載版
本書は、何をどう説明しているか
本書が向き合うのは「立場や前提が違う人同士は、どうすれば意味のある学びを共同でつくれるか」という問いです。正解を主張し合う議論だけでなく、経験と前提を言葉にして相互理解を更新する場が必要になる 一方で、自由に雑談する時間を増やせば組織が学習すると考えることと内容を取り違えます。要点、実践方法、使いにくい場面を分けて解説します。
1. 本書が答える問い
立場や前提が違う人同士は、どうすれば意味のある学びを共同でつくれるか。
本書はこの問いに対して、正解を主張し合う議論だけでなく、経験と前提を言葉にして相互理解を更新する場が必要になると説明します。読みどころは、抽象的な理想論ではなく、判断や行動を変える単位まで考えられる点です。



