先に答え:この本は何に使える?
『Lead and Disrupt』の価値は、探索と深化では顧客・能力・評価指標を分けるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『両利きの経営』が示す答えは、「探索と深化では顧客・能力・評価指標を分ける」である。本書は、この考えをイノベーション・組織設計の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- イノベーションについて、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「探索組織を分けても経営トップが資源と正当性を統合する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- イノベーションの全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 探索を免罪符にすると採算なき事業が延命されるを受け入れにくい人
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チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン/東洋経済新報社/2019年2月/ISBN 978-4-492-53408-3/単行本
本書は、何をどう説明しているか
本書は成功した既存事業の能力が新規事業を阻む『成功の罠』を示し、探索組織の分離と経営陣による統合を論じる。単に新規事業予算を増やす話ではなく、異なる文化、指標、資源配分を同時に管理する経営論である。
1. いちばん伝えたいことと、よくある誤読
本書は成功した既存事業の能力が新規事業を阻む『成功の罠』を示し、探索組織の分離と経営陣による統合を論じる。
単に新規事業予算を増やす話ではなく、異なる文化、指標、資源配分を同時に管理する経営論である。 中心にあるのは、既存能力を深化する組織と新能力を探索する組織を分け、経営が戦略的に統合するという考えである。フレームワークの名前を覚えるより、どの前提を変える理論なのかを捉えたい。



