先に答え:この本は何に使える?

『PLAYING TO WIN』の価値は、勝利の定義を顧客価値で置くという見方を、実際の判断に使えるところにある。

01勝利の定義を顧客価値で置く
02市場選択と勝ち方を切り離さない
03必要能力と管理指標まで設計する
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本書は、何をどう説明しているか

勝利の定義、戦う場所、勝ち方、必要な能力、管理システムという五つの選択を連動させる。経営戦略をブランド、チャネル、能力、KPIへ落とし込む実務的なフレームワーク。

1. 五つの選択を一つの体系として扱う

本書は戦略を、勝利の定義、戦う場所、勝ち方、必要能力、管理システムの五つの選択として整理する。

重要なのは項目を埋めることではなく、上位の選択が下位の選択を制約し、下位の実現可能性が上位へフィードバックすることだ。どこで戦うかが曖昧なら、必要能力もKPIも決められない。

勝利の定義は売上首位のような企業都合だけでなく、選んだ顧客にどんな価値を提供するかを含む。顧客にとっての勝利と企業の経済性が両立する状態を置く。高い顧客価値があっても利益が出なければ継続できず、利益だけ出ても顧客価値が弱ければ競合に奪われる。