先に答え:この本は何に使える?
この本は、企業価値で迷ったときに「投資の優位は未来を正確に当てることより、価格、リスク、市場心理、周期を二段深く考えることから生まれる」を判断軸として与えてくれる。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『投資で一番大切なこと』が示す答えは、「投資の優位は未来を正確に当てることより、価格、リスク、市場心理、周期を二段深く考えることから生まれる」である。本書は、この考えを企業価値・投資の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 企業価値について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「価値と価格の差、守り、逆張り、景気と信用の振り子を複数の視点から重ねる」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 企業価値の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 逆張りそのものを目的にせず、市場と違う理由が事実と価格差で支えられているかを見るを受け入れにくい人
投資判断に、事実、市場の期待、自分が違うと考える点、間違いなら起きることを分けて書く
Howard Marks/Columbia University Press/2011/ISBN 9780231153683/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、投資の優位は未来を正確に当てることより、価格、リスク、市場心理、周期を二段深く考えることから生まれるということです。背景にある仕組みは、価値と価格の差、守り、逆張り、景気と信用の振り子を複数の視点から重ねること。さらに、人は上昇時に取り残される恐れ、下落時にさらに失う恐れへ動かされ、同じ情報から極端な判断をするという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



