先に答え:この本は何に使える?
思考は脳だけで完結せず、身体、空間、人間関係、道具へ認知を広げることで深くなる。この考え方を自分の課題に当てはめたいなら、『The Extended Mind』を読む意味がある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『The Extended Mind 頭の外で考える』が示す答えは、「思考は脳だけで完結せず、身体、空間、人間関係、道具へ認知を広げることで深くなる」である。本書は、この考えを組織・学習の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 組織について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「身体感覚、自然、移動、ジェスチャー、共同思考、外部表現を認知資源として使う」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 組織の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 共同作業を会議時間の増加と混同せず、異なる認知資源が必要な場面へ絞るを受け入れにくい人
難しい課題を画面内だけで考えず、紙に配置し、歩き、他者へ説明する三工程で試す
Annie Murphy Paul/Mariner Books/2021/ISBN 9780544947665/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、思考は脳だけで完結せず、身体、空間、人間関係、道具へ認知を広げることで深くなるということです。背景にある仕組みは、身体感覚、自然、移動、ジェスチャー、共同思考、外部表現を認知資源として使うこと。さらに、人は複雑な課題を一人で抱えると制御感を失い、見える形と他者の視点を求めるという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



