先に答え:この本は何に使える?
顧客が言葉にする要望の奥には、本人も気づきにくい感情と自己像の変化がある。この考え方を自分の課題に当てはめたいなら、『ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚』を読む意味がある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚』が示す答えは、「顧客が言葉にする要望の奥には、本人も気づきにくい感情と自己像の変化がある」である。本書は、この考えを顧客理解・インサイトの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 顧客理解について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「行動の矛盾、強い感情、言い淀み、比喩を手掛かりに、事実から欲求の仮説を組み立てる」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 顧客理解の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 無意識を都合よく断定せず、複数の発言、観察、実購買で仮説を照合するを受け入れにくい人
インタビューで理由を急がず、直前の場面、身体感覚、比較した選択肢、購入後の気分を聞く
大松孝弘・波田浩之/宣伝会議/2020/ISBN 9784883354788/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、顧客が言葉にする要望の奥には、本人も気づきにくい感情と自己像の変化があるということです。背景にある仕組みは、行動の矛盾、強い感情、言い淀み、比喩を手掛かりに、事実から欲求の仮説を組み立てること。さらに、人は不安や承認欲求を正面から語りにくく、もっと合理的で望ましい理由として説明したいという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



