先に答え:この本は何に使える?
『日本の消費者は何を考えているのか?』の価値は、日本の消費を一つの景気感で語らず、価値観、情報行動、価格意識、家族、働き方の分化から読む必要があるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『日本の消費者は何を考えているのか?』が示す答えは、「日本の消費を一つの景気感で語らず、価値観、情報行動、価格意識、家族、働き方の分化から読む必要がある」である。本書は、この考えを消費者調査・社会変化の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 消費者調査について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「生活者一万人調査の時系列と属性差を使い、平均値の裏にある二極化と組み合わせを捉える」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 消費者調査の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 全国平均を目の前の顧客へ当てはめず、調査時点と対象母集団を確認するを受け入れにくい人
自社顧客を価格志向だけで分けず、譲れない支出と減らす支出を同じ人に聞く
野村総合研究所/東洋経済新報社/2019/ISBN 9784492557907/English edition
本書は、何をどう説明しているか
本書の答えは、日本の消費を一つの景気感で語らず、価値観、情報行動、価格意識、家族、働き方の分化から読む必要があるということです。背景にある仕組みは、生活者一万人調査の時系列と属性差を使い、平均値の裏にある二極化と組み合わせを捉えること。さらに、人は節約とこだわり、安全と挑戦、個人化と所属を同時に求め、場面ごとに優先順位を変えるという人の気持ちまで読むと、表面の手法を真似せず、自分の仕事へ応用する条件が見えてきます。



