先に答え:この本は何に使える?
『Play Bigger』の価値は、未命名の問題を特定するという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『Play Bigger』が示す答えは、「未命名の問題を特定する」である。本書は、この考えをカテゴリー設計・需要創造の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- カテゴリー設計について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「新しい比較軸を証拠で示す」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- カテゴリー設計の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 市場の言葉を独占できるとは限らず、競合が普及を担って代表性を奪う場合もあるを受け入れにくい人
Salesforce:クラウドCRMの問題定義を顧客成功と運用便益まで広げる
Al Ramadan、Dave Peterson、Christopher Lochhead、Kevin Maney/Harper Business/2016年/ISBN 9780062407610/英語版
本書は、何をどう説明しているか
『Play Bigger』は、優れた会社は商品だけでなく、顧客が問題を理解し比較するカテゴリーそのものを設計するという視点から、問題を言語化し、カテゴリー名、視点、象徴的行動をそろえて市場の選択基準を変える方法を示す。本稿では内容紹介にとどまらず、新しい問題を感じているが、予算名目や比較軸がなく購入を正当化できない状況を起点に、根源的な欲求、行動障壁、同じ目的を満たす別の選択肢、事業KPI、財務への波及まで検討する。
1. いちばん伝えたいことと、本書固有の射程
いちばん伝えたいことと、本書固有の射程



