先に答え:この本は何に使える?
『リサーチ・ドリブン・イノベーション』の価値は、問いを起点に調査と創造を往復し、新しい価値を探究するため、自社の顧客状況を一つ決めるという見方を、実際の判断に使えるところにある。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『リサーチ・ドリブン・イノベーション』が示す答えは、「問いを起点に調査と創造を往復し、新しい価値を探究するため、自社の顧客状況を一つ決める」である。本書は、この考えをデザイン・創造性の判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- デザインについて、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「調査を答え合わせに使い既存案の正当化で終えるという失敗を防ぐ観察指標を置く」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- デザインの全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- 本書の手法は前提が違えば結果も変わりますを受け入れにくい人
sonyでは、問いを起点に調査と創造を往復し、新しい価値を探究するという観点で公開情報を読み直せます。
安斎勇樹・土田寛/翔泳社/2021/ISBN 9784798168029/記載版
本書は、何をどう説明しているか
本書を生かすには、問いを起点に調査と創造を往復し、新しい価値を探究することが中心です。ただし、調査を答え合わせに使い既存案の正当化で終えると一般論で終わります。顧客が避けたい不安、得たい達成感、所属、自己表現を利用場面ごとに捉え、探索費用と学習の質を次段階の投資条件へ変えるという順で検証します。



