先に答え:この本は何に使える?
この本は、組織で迷ったときに「競争力の源泉を、個人が持つ経験知を組織の知へ変える営みとして捉える」を判断軸として与えてくれる。
この本の考え方は、現実でも使えるか
『知識創造企業 新装版』が示す答えは、「競争力の源泉を、個人が持つ経験知を組織の知へ変える営みとして捉える」である。本書は、この考えを組織・イノベーションの判断にどう使うかを説明する。
使いやすい条件
- 組織について、知識の収集ではなく具体的な判断基準がほしい人
- 「共同体験、対話、言語化、試作を往復するSECIモデルで知識を更新する」を自分の仕事や生活で試したい人
そのまま使わない方がよい条件
- 組織の全体像より、すぐ使えるチェックリストだけを短時間で探している人
- SECIを四つの箱に当てはめるだけでは、知識を生む関係性も実践も育たないため、成功例や型をそのまま移さず、対象、期間、確かめる数字を決めて小さく試してくださいを受け入れにくい人
まず、顧客対応で得た違和感を一件選び、観察事実、言葉にしにくい勘、試せる仮説へ分けて対話する
野中郁次郎、竹内弘高/東洋経済新報社/2020年12月17日/ISBN 9784492522325/日本語版・記載版
本書は、何をどう説明しているか
本書は共同体験、対話、言語化、試作を往復するSECIモデルで知識を更新するという流れで、会議資料は増えるのに現場の発見が別部門へ渡らず、同じ失敗を繰り返す状況を見直す手がかりを示します。要約だけで終わらせず、顧客対応で得た違和感を一件選び、観察事実、言葉にしにくい勘、試せる仮説へ分けて対話するところまで具体化します。



